包茎には仮性、真性、カントンの3つがあり、この中で包茎手術が必要となるのが真性とカントンです。包茎手術は日帰りとなることがほとんどであり、手術後に数回通院するようになります。包茎手術には様々な方法がありますが、どれも局所麻酔をするので、手術の際に痛みを感じることはありません。麻酔が切れた後も痛みが少なく、少し重い感覚があります。

包茎手術自体はさほど時間がかからず比較的早い時間で終えますが、手術当日は創部を濡らすことができません。そのためシャワーをどうしても浴びたい場合は創部をビニール袋などで多い、短時間でシャワーを浴びるようになります。これは傷がまだ安定せず、何らかの感染症にかかるリスクが高いからです。また当日は歩く程度であれば問題ありませんが、運動をすることはできません。

翌日は問題がなく自分で包帯の交換ができれば包帯をしたままシャワーを浴びることができます。シャワーを浴びた後は包帯の交換をしますが、入浴は手術後2週間たってから行います。運動もまた同じであり、3日ほど経ったら自転車に乗ることができ、2週間程度で激しい運動もできます。なお性交渉に関しては術後1か月経過しないと行うことはできません。

入浴と運動に多少の制限はありますが、日常生活を送ることは可能であり、仕事にも支障をきたすことはありません。痛みが起きた時に対処できるよう、泌尿器科でも内服薬を処方するなど配慮がされるので、安心して包茎手術を受けることができます。